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冬の秋田観光で見に行きたい素晴らしい景色8選!厳選しました

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冬の秋田は雪で大変というイメージがありますが、「男鹿のなまはげ」や「横手のかまくら」など、冬ならではの楽しみや景色が楽しめるスポットがたくさんあります。 この記事では冬の秋田でぜひ見に行きたい有名なスポットや穴場のスポットをご紹介します。

記事の目次

 
冬の秋田は見どころがいっぱい!

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出典: https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/36686

自然豊かで、古くからの文化が残っている秋田県ですが、冬は雪が多く観光どころではないと思っていませんか。実は冬の秋田は「男鹿のなまはげ」や「横手のかまくら」など、冬ならではの楽しみや景色が楽しめるスポットがたくさんあるのです。

この記事では冬の秋田でぜひ見に行きたい有名なスポットや穴場のスポットをご紹介します。

冬の秋田の素晴らしい景色1:男鹿のなまはげ

f:id:keepr:20200508152157p:plain出典: https://oganavi.com/sedo/program/

なまはげ」は秋田県男鹿半島周辺に伝わる、全国的に有名な伝統行事。毎年、大晦日12月31日の夜に、集落の若者が、大きな鬼の面と蓑を身に着け、出刃包丁を持ってなまはげに扮し、「泣ぐごはいねがー」「怠け者はいねがー」と叫び、暴れながら家々を訪れます。

家の人は料理・酒で丁寧にもてなし、なまはげと問答をして送り出すのです。

おすすめポイント・見どころ

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Photo by kemeko1971

「男鹿のなまはげ」は、国の重要無形民俗文化財であり、ユネスコ無形文化遺産でもあります。なまはげは大声を上げ子どもを泣かせるので怖いイメージがありますが、実は怠け者や不和をいさめて、災いを払う神事なのです。

そう言われると、何か神聖なイメージがありますね。いつまでも残したい行事であり、横手かまくらとともに「みちのく五大雪まつり」の一つです。

なまはげ

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出典: https://www.namahage.co.jp/namahagekan/exhibit.php

なまはげ館」は、なまはげをテーマに男鹿の歴史や文化が学べる施設。館内では各地区で実際に使用された多様な、なまはげ面を150枚以上見られるばかりでなく、実際のなまはげ面と衣装を身に着けて撮影できる人気のスポットです。

男鹿真山伝承館

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出典: https://www.namahage.co.jp/namahagekan/denshokan.php
なまはげは地域の伝統行事なので、大晦日に各家に訪れるなまはげを、観光客は見られません。でも「男鹿真山伝承館」に行けば、一年中いつでもなまはげの実演を見られます。

こちらも人気の名所です。古い民家で、地域の人が本番と同じように演じてくれるので、迫力のある本物のなまはげを実際に体験できます。

なまはげ柴灯祭

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出典: https://www.namahage-oga.akita.jp/sedo.html
毎年2月の第2金曜日から日曜日に真山神社で行われる「なまはげ柴灯祭(せどまつり)」は、正月の神事の「柴灯祭」と伝統行事の「なまはげ」を合体したもの。

なまはげへのお祓い、大晦日なまはげの再演、各地域の多様ななまはげの登場、なまはげ踊り、なまはげ太鼓など見どころ満載で、有名な人気行事です。特に終盤でなまはげが灯明をかざして雪山から降りてくる場面は幻想的で圧巻。

冬の秋田の素晴らしい景色2:横手のかまくら

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出典: https://www.city.yokote.lg.jp/kanko/page300122.html

全国的に有名な「横手のかまくら」は、450年もの歴史のある小正月の伝統行事。みちのくの冬の風物詩として大変人気があるイベント・名所です。雪を積み上げて祠を作り、その中に水神様を祀ります。

かまくらの中には子供たちが入り、道行く人に「はいってたんせ」「おがんでたんせ(水神様をおがんでください)」と声をかけながら、甘酒やおもちを分けてくれるのです。

おすすめポイント・見どころ

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フリー写真素材ぱくたそ

横手のかまくらが行われるのは、毎年2月15日、16日の2日間だけ。横手市役所本庁舎前道路、羽黒町武家屋敷通り、双葉町かまくら通りなどには合計約100個ものかまくらが立ち並びます。蛇の崎川原などには無数のミニかまくらの灯り。この2日間、横手市内は雪景色の中、幻想的で心温まるスポット・名所になります。

かまくら

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出典: https://www.city.yokote.lg.jp/kanko/page300163.html
横手のかまくらは1年間で2日しか行われない行事。でも横手ふれあいセンターの「かまくら館」に行けば、横手の雪で作った本物のかまくらを年間を通じてマイナス16度の冷凍室で保存しているので、1年中いつでもかまくらが見られます。かまくらのパネル写真もあるのでおすすめ。穴場の名所・スポットです。

横手のぼんでん(梵天

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出典: https://www.city.yokote.lg.jp/kanko/page300123.html

横手のかまくらが行われる「横手の雪まつり」では、併せて横手の「ぼんてん」が行われます。ぼんてんは火消しの「まとい」が起源とされ、300年以上の歴史がある小正月行事で、横手のものは特に頭部が大きく、豪華なことで有名。

毎年2月17日の旭岡山神社への奉納と前日の「ぼんてんコンクール」はかまくらに比べるとまだ穴場のイベントですが、見どころが多い名所・スポットです。

横手やきそば

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出典: https://www.city.yokote.lg.jp/kanko/page000093.html

B1グランプリで1位に、なり全国的に有名となった「横手やきそば」。太いまっすぐなゆで面・キャベツ・豚挽き肉・半熟の目玉焼き・福神漬けに、ウスターソースと各店のオリジナルソースの味付けが人気の秘密です。

横手市内には「横手やきそばのれん会」加盟店が40店もあるので、横手を訪ねた時には食べてみてください。

冬の秋田の素晴らしい景色3:乳頭温泉郷

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出典: http://www.nyuto-onsenkyo.com/

十和田・八幡平国立公園の乳頭山麓に位置する「乳頭温泉郷」は、400年以上の歴史があり「全国で最も有名な秘湯」として知られる名所です。各種の温泉ランキングでも、秘湯としていつも上位に入る人気の温泉で、湯治場の雰囲気がおすすめの人気のスポット。源泉は10種類もあり、旅館ごと源泉と泉質が異なります。

おすすめポイント・見どころ

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出典: http://www.nyuto-onsenkyo.com/

ブナの原生林の中にある乳頭温泉郷では、澄み切った大気、温泉と山菜やキノコなどの山の幸が楽しめます。鶴の湯・妙乃の湯・黒湯温泉・蟹湯温泉・孫六温泉大釜温泉・休暇村乳頭温泉の七湯はそれぞれ泉質効能が異なるので、湯めぐりの楽しみも人気のポイント。

冬でも1日往復5便のバス「湯めぐり号」が出ているので安心して湯めぐりが楽しめます。

湯めぐり帖

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出典: http://www.nyuto-onsenkyo.com/information.html

乳頭温泉郷の七湯めぐりには、組合加入7軒(鶴の湯・妙乃湯・蟹場・大釜・孫六・黒湯・休暇村)の宿の湯に入ることができる「湯めぐり帖」(宿泊客限定商品)を使うのがおすすめです。

バス「湯めぐり号」を使って、冬ならではの雪景色の湯めぐりを楽しみませんか。七湯めぐりの入湯は万病に効くと有名なので、どなたにもおすすめできます。

冬の秋田の素晴らしい景色4:角館武家屋敷

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出典: https://tazawako-kakunodate.com/events/15

角館武家屋敷は全国的に有名な観光名所です。江戸時代初期から城下町として発展してきた武家屋敷・通りのしだれ桜・もみの木が、タイムスリップしたような素晴らしい景観を創り、「みちのくの小京都」と呼ばれます。特に桜の季節が人気のスポットですが、実は冬の角館も穴場で、知る人ぞ知る味わい深い名所です。

おすすめポイント・見どころ

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出典: http://kakunodate-kanko.jp/event/2018/11/post-8.html

角館も冬には観光客も減り、武家屋敷一帯もモノトーンの雪景色で味わい深く落ち着いた雰囲気に。

毎年1月中旬から2月下旬まで屋敷町の一部がライトアップされるほか、12月から3月には、角館の歴史やしだれ桜の由来、雪国の暮らしぶりについて地元の「角館歴史案内人」から話を聞ける「角館冬がたり」というイベントも行われます。混雑時と違う顔の角館は穴場の名所ですよ。

角館雛めぐり

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出典: https://www.akitafan.com/archive/tourism/28528

角館の旧家で代々受け継がれてきたお雛さまを、市内の40か所以上の場所で展示するイベント「角館雛巡り」が、毎年2月下旬から3月上旬に行われます。
期間中はお雛さまらしい色とりどりの雛御膳・雛弁当の販売や、スタンプラリー・ガイドとともに楽しむ雛めぐり(要予約)などの楽しいイベントがあり、こちらも穴場。この季節ならではの町歩きが楽しめます。

お食事処古来堂青柳家

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出典: http://alk-sakura.co.jp/koraido_aoyagiketen.html

角館武家屋敷の名所、青柳家の敷地内にある「お食事処古来堂青柳家店」では、秋田名物で、日本三大うどんの一つである稲庭うどんが味わえます。

古来堂は、稲庭うどんの本場湯沢市にある有名な稲庭うどんの製造販売店で、ここは直営店。ご当地限定で角館の桜をイメージした「稲庭桜ざるうどん」のほか、鶏肉に山椒味噌を付けて焼いたご当地料理「お狩場焼き」がおすすめです。

冬の秋田の素晴らしい景色5:犬っこまつり

 

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出典: http://www.city-yuzawa.jp/kanko01/1032

「犬っこまつり」は、元和(17世紀前半)の頃から約400年続いたと言われる湯沢地方の民俗行事です。当時、「白討(はくとう)」と呼ばれた大盗賊を湯沢の殿様が成敗した後に、こんなことが起こらぬようにと、米粉で小さな犬や鶴亀を作って各家に供え、小正月の晩に祈念させたのが起源と言われています。

おすすめポイント・見どころ

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出典: http://www.city-yuzawa.com/inukko2020/
犬っこまつりは、こうした古くからの行事を観光化したもの。湯沢市総合体育館周辺を中心に、雪で作られた犬やお堂に灯りがともされるとともに、どんど焼き、地元物産の展示即売会や花火などが行われ、見どころが多いイベントです。

犬にちなんで愛犬祈願祭も行われ、地元の秋田犬などの愛犬家たちでにぎわいます。まだ穴場のイベント・名所なのでお出かけください。

稲庭うどん

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出典: https://www.sato-yoske.co.jp/shop/head-shop/

稲庭うどんは、こちら秋田県湯沢市の稲庭町を発祥に、秋田県南部に伝わる手延べ製法の干しうどん。讃岐うどんとともに日本三大うどんの一つとして有名です。

湯沢に来たなら、海外にも支店のある稲庭うどんの名店「佐藤養助商店」の本店「佐藤養助総本店」で本場の味を。伝統的な稲庭うどんのほか、グリーンカレーレッドカレーをアレンジしたメニューもあり楽しく味わえます。

冬の秋田の素晴らしい景色6:大館アメッコ市

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出典: https://www.akitafan.com/archive/events/16630l

「大館アメッコ市」は、秋田県大館市で毎年2月の第二土曜日と翌日の日曜日に行われる小正月行事。古くからミズキの枝にアメを付け稲穂の代わりに神様に供える風習があり、天正16年(1588年)頃から大館で市が行われるようになりました。

400年以上も続く行事で、アメで飾られた木の枝と露店が並び、観光客でにぎわいます。この日にアメを食べると風邪をひかないとの言い伝えも。

おすすめポイント・見どころ

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出典: https://www.akitafan.com/archive/tourism/2030

おおまちハチ公通りに、桃や梅のような枝アメが並び、様々なアメを売る店など約90以上の露店が軒を連ねます。2日間の市では、土地の言い伝えを再現した「白ひげ大神(しらひげおおかみ)巡行」や、「忠犬ハチ公」のふるさと大館ならではの「秋田犬パレード」など、様々な楽しいイベントを実施。

知らない方も多いので穴場ですが、見どころが多くおすすめのスポットです。

白ひげ大神巡行

出典: https://www.akitafan.com/archive/tourism/2030

アメッコ市のメインイベントともいえる「白ひげ大神巡行」。地域の言い伝えのように、大館で

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最も高い田代岳から神様がアメを買いに来て、足跡を隠すために吹雪を吹かせて帰っていくという設定の行事です。

白ひげ大神様とモンペ姿の少女「おこう」が巫女たちを従え、行列で進みます。言い伝えのせいか、市の日にはなぜか雪が降るそうですよ。

冬の秋田の素晴らしい景色7:森吉山阿仁スキー場の樹氷

出典: http://www.aniski.jp/gondola/zyuhyou.html

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阿仁スキー場は秋田県北秋田市の森吉山にあるスキー場です。1月上旬から3月上旬まで、アイスモンスターともいわれる見事な樹氷が見られ、日本の樹氷の三大鑑賞地と言われています。

ここでは樹氷付近までゴンドラで行くことができ、スキーをしなくても樹氷を鑑賞できることが特長。毎年、樹氷のシーズンには多くの観光客が訪れる実は穴場の名所です。

おすすめポイント・見どころ

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Photo bycomposita

ゴンドラ終点の「ゴンドラ山頂駅」から徒歩5分で手軽に樹氷に到着。樹氷の見られる「樹氷平」を巡るコースは1周20分で回れることができるほか、期間中はスタッフが常駐し、案内や樹氷教室の開催もあります。

2月には雪上車で樹氷を巡る「夜の樹氷鑑賞会」(要予約)も開催。蔵王樹氷に比べると穴場のスポット。なかなか見られない雪山の神秘、樹氷を見に行きましょう。

樹氷の魅力

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フリー写真素材ぱくたそ

阿仁スキー場の樹氷はアオモリトドマツの木に氷と雪がついたもの。樹氷となるには、さまざまな条件が必要なため、世界的にも稀な現象と言われます。雪と氷の付き方、天候・時間により「美しい」「不気味」と違う表情を見せるのも楽しみ。

樹氷へは秋田内陸縦貫鉄道の阿仁駅から乗合タクシーで25分、ゴンドラに乗り15分で到着します。「ゴンドラから見る樹氷も素晴らしい」と評判です。

冬の秋田の素晴らしい景色8:リゾートしらかみ

リゾートしらかみ」は、JR秋田駅青森駅間を、「一度は乗りたい」ローカル線の五能線奥羽本線経由で結ぶ人気のリゾート列車です。全席指定席なので乗車には予約が必要ですが、日本海沿岸を通り、世界遺産白神山地を望む、風光明媚な景色で人気があります。

冬季は土日中心の運行ですが、車窓からの日本海白神山地を望む雪景色は絶景で、秋田の冬の観光の穴場ともいえます。

おすすめポイント・見どころ

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出典: https://www.jreast.co.jp/akita/gonosen/

リゾートしらかみは秋田、青森間を一日3往復で運行。車窓からの眺望のほか、車内や停車駅で観光体験メニューが楽しめます。車内では、津軽伝統の人形芝居や津軽弁の語りべ、津軽三味線の実演、各駅ではご当地グルメや温泉などが楽しめるでしょう。

地元の売り子さんによる車内のふれあい販売もあり、特産品やご当地グルメが購入できます。秋田から乗車すると、なまはげ太鼓のお見送りが見られるかも。

リゾートしらかみの列車

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出典: https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/shirakami.html

リゾートしらかみの列車は「橅」「青池」「くまげら」の3編成で、総て4両編成です。「橅」「青池」は自然に配慮したハイブリッドシステムを使用。車内は、編成ごとにそれぞれに意匠を凝らした内装で、いずれの編成にも展望室・イベントスペース・ボックスシートがあるので、ニーズに合わせて快適な旅を味わえます。

こんだ、秋田さでも、あそびにきてけれ!

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Photo bysuju

冬の秋田観光で行きたい素晴らしい景色はいかがでしたか。秋田は古くからの風習が残る地域で、冬には小正月関係の行事が多くあり、有名・穴場スポットの観光が楽しめます。

この記事で紹介した稲庭うどんのほかに、きりたんぽ・しょっつる鍋など冬のおいしい味覚も盛りだくさんです。「こんだ、秋田さでも、あそびにきてけれ」。